回転寿司における日露協調

ついこのあいだまで経済危機にあえいでいたはずなのに、ロシアは今やスシバーの立ち並ぶ国である。そのロシアの回転寿司人気メニューというのをテレビでやっていた。見れば箸もけっこう上手に使っている。ベストテンはというと、
1.スパイシーサーモン
2.サーモン
3.うなぎ
4.フルーツ
5.ガリとワサビ
6.サーモンロール
7.サーモンのり巻
8.イクラ
9.ホッキ貝
10.たまご
なんだ、結局シャケばっかりじゃないか。調理法とファッションだけは目新しいが、食材としては伝統保守的。ブームというやつの本質を見たような気になったのだが、しかし。
日本の回転寿司の人気のネタも、1位はウニで、2位サーモン・3位イクラなんだそうである。10位以内には入らないが、12とか13あたりにメロンやプリンが来るという。すし屋でプリン? それにこの1−3位も、どうなのかねえ。
現代の日本人って、外国人になっているんじゃあるまいか。本気で検証してみていいことだと思う。だって、今や日本酒より焼酎の消費量が多いっていうんだよ。焼酎なんて、ヴォトカの親類じゃないか。日露友好は、ひょっとしたら水面下でどんどん進んでいっているのかもしれない。