2005-06-01から1ヶ月間の記事一覧

フェルガナだより(5)

<会話帳ウズベク語訳> 先月JICAの柳沢所長が当地に来られたとき、大学に寄贈して下さった "Simple Conversation in Japanese"(JICA刊・非売品) は、たいへんおもしろい会話帳でした。いわゆる会話帳というものは、書店の棚を見れば数々並んでい…

フェルガナだより(4)

新年おめでとうございます。爆竹の音とともに暦は改まりました。新しい年が皆様にとってよい年でありますよう、お祈り申し上げます。 年頭だからというわけではありませんが、今号はやけに真面目で、日本語教育に気焔をあげています。なに、冬で寒くて、外を…

フェルガナだより(3)

早いもので、「フェルガナだより」ももう3号を数えます。月日のたつのは早いもの早いものと、月並みな挨拶を言いながら、馬のごとき齢を重ね来たりました。フェルガナ地方はしかし、馬ではなくて驢馬が多いのですけれどもね。「歳の暮 馬より驢馬に似たりけ…

フェルガナだより(2)

<伝説の人びと> 10月に1週間ほど、病気帰国以来2年ぶりにリシタンを訪問された大崎重勝氏に、初めてお会いしました。のりこ学級の創設者として、何度となく話を聞いていた方に。学級の建物建設当時の苦労話をいろいろ聞いているとき、たいへんでしたね…

フェルガナだより(1)

フェルガナ地方の日本語教育を応援して下さっている皆様に、フェルガナ、リシタンとその周辺の話題を不定期にお届けします。外務省の危険情報が先日ようやく「渡航の是非を検討してください」から「十分注意してください」に下げられたばかり、JICAからは、…

日本語のこれも最前線

日本語の最前線といえば、まず第一に、次々と新語(5年10年先の死語)を作り出しては消費していくマスコミ業界や若者世代であろう。だが、外国人日本語学習者も、日本語に新しい命を吹き込んでいる人々である。 彼らは基本的に、一生懸命正しい日本語を習…

冬の愉しみ、ハバロフスク

私はどうも悪い見くびり癖があって、8月末に当地の教育大学に赴任するまでは、ハバロフスクなんて新開地にあるソ連風の味気ない町だろうと思っていました。だが来てみると、予想は大きく外れました。なかなかいいところです。罪ほろぼしに、一般の日本人に…