2014-03-01から1ヶ月間の記事一覧

エヴェンキ族ノート (2)

5. エヴェンキを始めとする北方の人々は、「民族」とは何かという問いを突きつける。 中華人民共和国には55の少数民族が住んでいると言われる。そのうちの2つが北辺に暮らす「鄂倫春(オロチョン)」と「鄂温克(エヴェンキ)」だが、それは1950年代以降…

金門島で考える

別にFacebook依存症ではない。1週間か2週間に1度のぞいてみるだけだ。写真をのせることぐらいしかしていない。ひと月くらいいじらなくても大事ない。しかし、全然できないとなると話は別である。私のページに書き込みがされたようだ。友達リクエストも4つ来…

要するにソ連だ

中国に来るまで知らなかったが、この国ではFacebookやYouTubeが見られない。Facebookは趣味の領域だからいいが、YouTubeは実害がある。日本の踊りや芸能を紹介するときに非常に参考になるのだが、ここではその方法を奪われているのだから。ウィキペディアの…

焦作から中国を見る

焦作という町を知っていますか? いったいどれぐらいの日本人がこの町のことを知っているだろうか。私は知らなかった。ここに来ることになるまでは、まったく聞いたこともなかった。 知らなければまずウィキペディアに聞け。時代の行動原則にしたがって、「…

エヴェンキ族ノート

1. ビハル州のガンジス河沿いの町サヒブガンジの南にあるラジマハール丘陵には、北方ドラヴィダ語のひとつマルト語を話す焼畑耕作民マーレル人(パーリア族)が住んでいる。1963年、若き研究者佐々木高明と山田隆治は彼らの村にテントを張って調査した。彼…