サッカー
このところの日本代表は男女ともすごい試合をしているようで、うれしくはあるのだけれど、外国にいるため見られないのがもどかしくてしかたがない。 女子W杯の日本戦は試合翌日にFIFAの配信で見ただけ。見られないよりは数倍いいけれど、結果がわかったあと…
今回の日本代表には期待していなかった。選手には期待する一方、監督に期待が持てなかったからだ。 あの監督は、決まった時間に決まった選手を同じポジションで交代させるだけで、負けていたり滞ったりしている状況を打開できず、それが大いに不満だった。無…
コロナに打ち勝った大会が開かれた。ロンドンで。 コロナに打ち負けた大会が開かれた。東京で。 オリンピックを開催したところで、それが無観客ならほとんど意味はない。テレビ局への奉仕であるだけだ。無観客試合は、サッカーではホームチームやそのサポー…
5月末からサッカー日本代表の9連戦というのがあって、女子代表のメキシコ戦以外は全部見ることができた。全勝。A代表とU24の試合があったが、あれのU24代表は除いて。 代表チームの強さに驚かされた。点もバンバン取っていたが、何よりもシュートを打た…
サッカー代表監督の解任一件で、ヤフーのコメントにこんなのがあった。 「先生の新しい課題が難しいので、校長先生に言ったら先生を替えてくれて、古い課題でよくなった」。結局そういうことなのだ。ザッケローニのときも試合中の4バックと3バックの併用とい…
今大会ではビデオアシスタントレフリー(VAR:「モスクワの別会場に集まった国際主審4人が担当し、?得点?PK判定?一発退場?人違いの4要素に関して、「明白かつ確実な誤り」に介入することになっている」そうだ)が導入されたのが大きなトピックだった。FIFAの…
クラブワールドカップ(CWC)にはビデオアシスタントレフリー(VAR)制度が導入されていた。VARについては、ヤフーなどのコメントを見る限り賛成意見が多いようだが、というか圧倒的多数のようだが、私はこれに反対だ。ブラッターやプラティニに断固賛成であ…
UAEに負けた初戦は、日本にいなかったので見られなかった。イラク戦は中国でスマホで見ていたが、3秒動いて30秒止まるというありさまだったので、見たとはいえない。もう試合終了だというところでまた画面が止まり、次に動いたときには監督が笑顔で両手を上…
ちょっと旧聞だけど。 サッカーの日本代表は残念だったが、本来あの対戦相手で1勝1敗1引き分けは大いにありうるし、決して悪くない成績だ。グループ1位のナイジェリアが3連勝か2勝1分けで走ってくれたら決勝トーナメントに行けたわけだし。スウェーデンには…
最近はテレビ朝日のサッカー中継が多くて、苦労した。ヨーロッパ選手権も、キリンカップも。キリンカップのボスニア・ヘルツェゴヴィナ戦は見たが、ブルガリア戦は見られなかった。7−2というちょっとありえないスコアだったから、見ていればさぞ楽しかっただ…
こんなに弱い日本代表は久しぶりに見た。負け試合ばかり見せられた。 顔と名前とプレーが一致するのは浅野と遠藤ぐらいで(ヨーロッパ組はプレースタイルを知らない)、まず名前と顔を覚える新学期新クラスの状態だった。 北朝鮮戦は、1−1の引き分けが妥当で…
サッカーを見る機会に乏しかった昔は、年末年始はテレビサッカー観戦のほぼ唯一の「祭りの時期」だった。まずヨーロッパ王者と南米王者が対戦するトヨタカップ。それから天皇杯の暮れの準決勝と元日の決勝。あと高校サッカー選手権も準決勝と決勝を見る。地…
ラグビーのワールドカップが開催されていることは知っていたが、見るつもりはなかった。しかし南アフリカに勝ったと聞いて、驚いて見はじめた。スプリングボックスに勝つ? ありえない! 再放送の南ア戦を後半、22−22のところから見たが、興奮とどまるところ…
宿舎には新品の大画面液晶テレビがあるのだが、データ回線(IT関係に弱いので、用語が正確かどうかわからない。テレビのケーブルでなく、インターネットにつながるケーブルだということ)が非常に悪く、しばしば止まる。シュートの瞬間に止まってしまう。30…
大韓航空の財閥令嬢が、ナッツの提供のしかたが悪いと激怒して飛行機を引き返させたあの事件が裁判になり、実刑判決が出たというニュースがあった。あの国には「世間を騒がせた」罪があるのだなと思った。あのくらいのことは起訴猶予でもいいと思うし、最悪…
今大会のベストゴールではないかもしれないが、もっとも印象的だったゴールは、ファン・ペルシーの長い距離からのダイビングヘッド、キーパーの頭を越すヘディングシュートだ。 サッカーは「全身的スポーツ」である。頭を使うスポーツはほかにあるだろうか?…
天皇杯も高校サッカーも、見ることができる年は必ず見ている。今年は幸い見ることができる年だった。決勝戦だけだが。 富山第一対星稜の決勝は、得点経過が劇的だった。それ以外は特に秀でていたわけではないが、それを忘れさせるほどの展開だった。前半、富…
今回のコンフェデレーションカップでは、前半途中で睡魔に負けてしまった3位決定戦以外は全部見ることができた。準決勝の2試合など、見ごたえのある試合がいくつもあったけれど、いちばんおもしろかったのはタヒチかもしれない。 タヒチと日本以外は強豪だっ…
夏休みで、7月に涼しいインドを離れて暑い日本に帰るのはうれしくなかった。熱帯のインドでも、ここバンガロールの7・8月は日本よりずっと涼しい。しかしよかったのは、オリンピックのサッカーが見られたこと。バンガロールの下宿にはテレビがないので、暑い…
今年のチャンピオンズリーグ決勝は、バイエルン・ミュンヘン対チェルシーだと思っていたら、レアル・マドリード対アポエルだった。 あのように守りを固めてカウンターを狙うのも、延長引き分けでPK戦に持ち込むのも戦術であり、それがはまるのを見るのもサッ…
トルコ人がサッカー狂だというのは聞いていたが、たしかにそうだ。女の子も自分のひいきチームがある。ヨーロッパやロシアでは大学出のインテリはサッカーをきらう人が多いし、女子学生はまずもって興味がないのがふつうだ。だがトルコでは、男子はもちろん…
ワールドカップ南アフリカ大会を見るにあたっては、非常に苦労した。寝不足になったというわけではない。トルコは南阿とほとんど時差がないから。今回のワールドカップは、見ようと思ったら全試合だって見られたはずなのである。時差はないし、期間も最初の…
今回のワールドカップの最大の収穫のひとつは、岡田監督のことばであった。「監督の仕事は何かというと、ひとつだけ。決断すること」。 「100メートル走では勝てなくても、400メートルリレーなら勝てる可能性がある」。 「サッカーとは試合が終わらな…
日本−カメルーン戦というのがあった。いくらサッカーが好きといっても、ワールドカップの全試合を見る人は少ない。グループリーグが1日3試合あるうち、仕事のつごうで1試合しか見られない場合はもちろん、2試合見られる場合も、まず割愛されそうなのがこ…
日本代表の監督が、ことあるごとに「ワールドカップのベスト4を目指す」と真顔で言っている。最初はその志の高さに共感していたが、あまりにくりかえすので懸念を抱きはじめた。 世の中には、サッカーを知っている人たちとサッカーを知らない人たちがいる。…
感想は別にない。1試合も見ていないのだから。だが、レギュレーションについてならたっぷりある。韓国と結局5試合も戦っている。あの組み合わせを見たら、どちらも勝ち進んだ場合、第1・第2ラウンドで4回当たってしまうことになるって誰でもわかるよね…
何と評したらいいか、ことばに困る。ガンバ大阪とマンチェスター・ユナイテッドの試合のことである。「惜敗」ではもちろんない。5点も取られれば完敗、惨敗だ。 しかし一方で、3点を取っている。サッカーのようなロースコアのスポーツで、3点取ればふつう…
いつも話題に遅れ気味だけど、ACL(アジアチャンピオンズリーグ)はよかったね。ガンバ大阪が優勝、それもホームもアウェイも快勝、完勝だったから、見ていて爽快だった。ウズベキスタンみたいなまだ飲み水を池から汲んでくる町のある国がアウェイでウォ…
最悪のオリンピックは、最新のオリンピックである。4年ごとの催しのため、前回のことは記憶に薄れているのだ。涙の谷間に生きる哀れな人間たちは、不快なことはさっさと忘れ、楽しいことはいつまでも記憶するように作られている。4年に1度とは、よくした…
いささか旧聞だが、7月のアジアカップはおもしろかった。いろいろ考えさせられた。おもしろくなかったと言う人は、きっと日本の4位という結果に不満なのだろうが、日本戦しか中継しない民放の同類になってしまってはつまらない。ナショナリズムはサッカー…